幸福論
01 幸福論
02 すべりだい
03 時が暴走する


幸福論

本当のしあわせを 探したときに
愛し愛されたいと考えるようになりました。

そして、あたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで、

時の流れと空の色に
何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君にエナジィを燃やすだけなのです。

本当のしあわせは目に映らずに
案外傍にあって気付かずにいたのですが・・・、

かじかむ指の求めるものが見慣れたその手だったと知って、

あたしは君のメロディーやその
哲学や言葉、全てを
守る為なら少し位する苦労もいとわないのです。

時の流れと空の色に
何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に

あたしは君のメロディーやその
哲学や言葉、全てを守り通します。

君が其処に生きているという真実だけで
幸福なのです。



すべりだい

あなたが八度七分の声を使うときは
必ずあたしに後ろめたいことがあるとき 汗ばんだって恥らったって

理由もなく触れたがったりした
凍えたって甘えたって
只の刹那に変わった二人

その時全て流れ落ちた
冷たい秋はたった二度目でも
砂場の砂も気持ちも全部
二人の手で滑り落とした

あなたが脈略も無くキスをくれるときは
必ずあたしの機嫌を損ねた様なとき

その時全て流れ落ちた
激しい雨には慣れていたけど
お得意の嘘や詮索ごっこが
最後の遊びへ導いていた

このところ悔やんでばかり居る
口には決して出せないけど
今のあたしだったらあなたと
退らずに済む様な気がする

許されるなら本当はせめて
すぐにでも泣き喚きたいけど
こだわっていると思われない様に
右目で滑り台を見送って
記憶が薄れるのを待っている



時が暴走する

デジタルの示す文字があたしを疲れさせる
髪も濡れたまヽ震えて居るのに
開け放たれた窓は何を期待しているの

受話器は沈黙を破ってはくれない

何度も空耳のベルが鳴り身体を起こすけど
無神経に朝は訪れる
時が暴走する

開け放たれた窓を閉めつつ外を覗く

受話器は沈黙を破ってはくれない

何度もうとうとと船に乗り悪夢に魘される
許可無く月が白くなる
時が暴走する

何度もぐるぐる同じことが頭を巡るけど
無神経に朝は訪れる
時が暴走する

何度も空耳のベルが鳴り身体を起こすけど

何度もうとうと船に乗り悪夢に魘される

何度もぐるぐる同じことが頭を巡るけど
無神経に朝は訪れる
時が暴走する









歌舞伎町の女王
01 歌舞伎町の女王
02 アンコンディショナル・ラブ
03 実録ー新宿にてー丸の内サディスティック〜歌舞伎町の女王


歌舞伎町の女王

蝉の声を聞く度に 目に浮かぶ九十九里浜
皺々の祖母の手を離れ 独りで訪れた歓楽街

ママは此処の女王様 生き写しの様なあたし
だれしもが手を伸べて 子供ながらに魅せられた歓楽街

十五に成ったあたしを 置いて女王は消えた
毎週金曜日に来ていた男と暮らすのだろう

「一度栄し者でも必ずや衰えゆく」
その意味を知る時を迎え足を踏み入れたは歓楽街

消えていった女を憎めど夏は今
女王という肩書きを誇らしげに掲げる

女に成ったあたしが売るのは自分だけで
同情を欲した時に全てを失うだろう

JR新宿駅の東口を出たら
其処はあたしの庭 大遊戯場歌舞伎町

今夜からは処の町で娘のあたしが女王



アンコンディショナル・ラブ

i wanna fall into you
and i wanna be everything you want me to
but i’m not sure i knou hou
i lose faith and i lose ground

when i see you i remember
uncondetional love

it doesn’t matter what i say
cause it always seems you’re taking
me the wrong way
but if you could read my mind
you’d see,i fight myself all the time

when i see you i surrender
uncondetional love

standing on a wilder shore
i got my head up in the clouds
i ain’t got no sense of direction now

i wanna lie next to you
and i wanna be everything you want me to
but i’m not sure i knou hou
put your arms around me now

when i feel you i surrender
uncondetional love

all you need is

what the world needs
now the word is love











ここでキスして。
01 ここでキスして。
02 眩暈
03 リモートコントローラー


ここでキスして。

あたしは絶対あなたの前じゃ さめざめ泣いたりしないでしょ
これはつまり常に自分がアナーキーなあなたに似合う為
現代のシド・ヴィシャスに手錠かけられるのは只あたしだけ

行かないでね
何処にだってあたしと一緒じゃなきゃ厭よ
あなたしか見て無いのよ
今すぐに此処でキスして

違う制服の女子高生を目で追っているの 知っているのよ
斜め後ろ頭らへんに痛いほど視線感じないかしら
そりゃ あたしは綺麗とか美人なタイプではないけれどこっち向いて

行かないでね
どんな時もあたしの思想を見抜いてよ
あなたの長い睫毛も其の華奢で大きな手も全部大好きなの
何処にだってあなた程の人なんて居ないよ
あなたしか見て無いのよ
今すぐに此処でキスして

行かないでね
何処にだってあたしと一緒じゃなきゃ厭よ
あなたしか見て無いのよ
今すぐに此処でキスして ねぇ

I feel so nice’cause you are with me now
It is certain I love you so much baby
I’ll never be able to give up on you
So never say good bye and kiss me once again



眩暈

あたしがこんなメロディを口ずさむのはさてどうしてでしょう?
ねぇ、じっくり考えてみて
あたしがこんな言葉を口走るのはさてどうしてでしょう?
ねぇ、ちょっぴり考えてみて

何処迄 堕ちて行っちゃうの
此の身体は
灰色に遠くなる遠くなる空

其の日は確かに地面が音も立てず
あたしの歩みを妨げ揺れて居た

あたしがこんな涙を流して居るのはさてどうしてでしょう?
ねぇ、さっぱり考えてみて

何処迄 堕ちて行っちゃうの
此の身体は
灰色に遠くなる遠くなる空

其の日は確かに地面が容赦すらせず
車の暴走を受け入れ騒いで居た



リモートコントローラー

あんなにも大切だったブラウスも
こんなにも可愛らしい帽子すら
床に散らばって居る
一人で呟く「汚いな」

そんなにも大変な顔で見ないでよ
こんなにもやりきれない気持ちすら
窓に貼りついて居る
一人で呟く「汚いな」

あたしのリモコンは何処?
あの日のカツァリスをいま
あたしはひたすらに只求め続けるのに

どんなにも考えたって見つからない
こんなにもリフレインがしつこくも
耳を支配したがる
一人で呟く「騒さいな」

あたしのリモコンは何処?
アコギのイントロをいま
あたしはひたすらに只求め続けるのに











無罪モラトリアム
01 正しい街
02 歌舞伎町の女王
03 丸の内サディスティック
04 幸福論(快楽編)
05 茜さす 帰路照らされど…
06 シドと白昼夢
07 積み木遊び
08 ここでキスして。
09 同じ夜
10 警告
11 モルヒネ



01 正しい街

あの日飛び出したこの街と君が正しかったのにね

不愉快な微笑を向け長い沈黙の後態度更にわるくしたら
冷たいアスファルトに額をこすらせて
期待はずれのあたしを攻めた
君が周りを無くした 
あたしはそれを無視した

さよならを告げたあの日の唇が一年後 
どうゆう気持ちで今あたしにキスをしてくれたのかな

短い嘘を繋げ赤いものに替えて
疎外されゆく本音を伏せた
足らない言葉よりも近い距離を好み
理解できていたように思うが
君に涙を教えた 
あたしはそれも無視した

可愛いひとなら捨てる程居るなんて云うくせに
どうして未だに君の横には誰一人居ないのかな

何て大それたことを夢見てしまったんだろう
あんな傲慢な類の愛を押し付けたり
都会では冬の匂いも正しくない
  百道浜も室見川もない

もう我が儘など云えないことはわかっているから
  明日の空港に最後でも来てなんてとても云えない
忠告は全ていま罰として現実になった
あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね



  02 歌舞伎町の女王

蝉の声を聞く度に 目に浮かぶ九十九里浜
皺々の祖母の手を離れ 一人で訪れた歓楽街
ママは此処の女王様 生き写しの様なあたし
誰しもが手を伸べて 子供ながらに魅せられた歓楽街

十五に成ったあたしを 置いて女王は消えた
毎週金曜日に来ていた男と暮らすのだろう

一度栄えし者でも 必ずや衰えゆく
その意味を知る時を迎え足を踏み入れたは歓楽街

消えて行った女を憎めど 夏は今
女王という肩書きを誇らしげに掲げる

女に成ったあたしが売るのは自分だけで
同情を欲した時に全てを失うだろう

JR新宿駅の東口を出たら 其処はあたしの庭 大遊戯場歌舞伎町

今夜からは此の街で娘のあたしが女王



03 丸の内サディスティック

報酬は入社後平行線で 東京は愛せど何にも無い
リッケン620頂戴 19万も持って居ない 御茶の水

マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ 毎晩絶頂に達して居るだけ
ラット1つを商売道具にしているさ そしたらベンジーが肺に映ってトリップ

最近は銀座で警官ごっこ 国境は越えても盛者必衰
領収書書いて頂戴 税理士なんて就いて居ない 後楽園

将来僧に成って結婚して欲しい 毎晩寝具で遊戯するだけ
ピザ屋の彼女になってみたい そしたらベンジー、あたしをグレッチで殴って

青 噛んで熟って頂戴  終電で帰るってば 池袋



04 幸福論(快楽編)

本当のしあわせを 探したときに
愛し愛されたいと考えるようになりました
そしてあたしは君の強さも 隠しがちな弱さも汲んで

時の流れと空の色に 何も望みはしないように
素顔で泣いて笑う君に エナジィを燃やすだけなのです

本当のしあわせは目に映らずに 案外傍にあって気付かずにいたのですが
かじかむ指の求めるものが 見慣れたその手だったと知って

あたしは君のメロディーやその 哲学や言葉 全てを
守る為なら少し位する 苦労もいとわないのです

時の流れと空の色に 何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君の そのままを愛している故に
あたしは君のメロディーやその 哲学や言葉全てを守り通します
君が其処に生きているという 真実だけで幸福なのです



05 茜さす 帰路照らされど…

何時もの交差点で 彼は頬にキスする
また約束も無く今日が 海の彼方に沈む

ヘッドフォンを耳に充てる アイルランドの少女が歌う
夕暮れには切な過ぎる 涙を誘い出しているの?

振り返る通りを 渡るひとに見蕩れる
また約束も無く 彼がビルの彼方に消える

ヘッドフォンを耳に充てる ファズの利いたベースが走る
夕焼けには切な過ぎる 涙を誘い出しているの?

今の二人には 確かなものなど何も無い 
偶には怖がらず明日を迎えてみたいのに

I PLACE THE HEADPHONES ON MY EARS AND LISTEN
SOMEONE SINGS A SONG. I FEEL SO BLUE
NOW DARLIN’PROMISE ME
PLEASE TELL ME SOMETHING WORDS TO SOOTHE
I DON’T WANNA CRY



06 シドと白昼夢

昔 描いた夢で あたしは別の人間で 
ジャニス・イアンを自らと思い込んでいた
現実には本物が居ると理解っていた
此処の所描く夢の あたしはあたしだから
欲望も何も区別がつかなくなっていた
現実でもほとんど不確かだ

あなたの髪を切らなきゃ 真っ黒な其の眼が
あたしの眼に 光を射てば呼吸が出来る
いまは還らない影など 全く厭だけど
あなたには殺されても良いわ

手錠をされたままで あたしに跪いた
独り切りじゃ 泣いてばかりになる為
誰かにそっと 寄り掛かるのであろう

あなたはあたしじゃなくちゃ 真っ白なほっぺたに
透き通る小さな雨垂れを 落としてしまう
でも泣かないで 今すぐ鍵を開けてあげる
あなたには全て許しちゃうわ



  07 積み木遊び

あなたはいつもそうやって 丸い四角を選ぶ
あたしも特に気にせず 三角をのせてしまう

嗚呼 しくじった しくじった まただわ
YOU KNOW HOW MUCH I CARE IT.
嗚呼 やられたり やられたり ようやく
愛妻 某ジャクソン夫人

あなたはいつもそうやって長い間悩んで
あたしを上手く丸める全くの積木くろうと

嗚呼 しくじった しくじった まただわ
YOU KNOW HOW MUCH I LOVE IT.
嗚呼 くやしけり くやしけり ようやく
友好 傍若孫婦人

ののしるなんぢ飽かずやあらむ
輒ち お相手つかまつりませう

I REALLY REALLY DO



08 ここでキスして。

あたしは絶対あなたの前じゃ さめざめ泣いたりしないでしょ
これはつまり常に自分がアナーキーなあなたに似合う為
現代のシド・ヴィシャスに手錠かけられるのは 只あたしだけ

行かないでね何処にだって あたしと一緒じゃなきゃ厭よ
あなたしか見て無いのよ 今すぐに此処でキスして

違う制服の女子高生を 眼で追っているの、知っているのよ
斜め後ろ頭ら辺に 痛い程視線感じないかしら
そりゃ あたしは綺麗とか美人なタイプではないけれど こっち向いて

行かないでね どんな時も あたしの思想を見抜いてよ
あなたの長い睫毛も 其の華奢で大きな手も全部
大好きなの 何処にだってあなた程のひとなんて居ないよ
あなたしか見て無いのよ
今すぐに此処でキスして

行かないでね
何処にだってあたしと一緒じゃなきゃ厭よ
あなたしか見て無いのよ
今すぐにここでキスして ねぇ

I feel so nice ’cause you are with me now
It is certain I love you so much baby
I’ll never be able to give up on you
So never say good bye and kiss me once again



09 同じ夜

飛交う人の批評に自己実現を図り
戸惑うこれの根源に尋ねる行為を忘れ
此の日々が訪れた窓の外には
誤魔化しの無い夏 描かれている

吹き荒れる風に涙することも 
幸せな君を只願うことも 同じ
空は明日を始めてしまう
例え君が此処に居なくても

彷徨う夢の天神に生温かさを望み
行交う人の大半に素早く注目をさせ
其の欲が満たされたあたしの眼にも
果てることない夢 映されるのか
 
泣き喚く海に立ち止まることも 
触れられない君を只想うことも 同じ
空は明日を始めてしまう
例えあたしが息を止めても

吹き荒れる風に涙することも 
幸せな君を只願うことも
泣き喚く海に立ち止まることも
  触れられない君を只想うことも 同じ
空は明日を始めてしまう
例え君が此処にいなくても



10 警告

朝の訪れを微塵も感じない夜 
闇がこの先の日本を考えるのか
TVも溜息も時計を滅多に止めない
  何がこれ程迄に虚しさを呼ぶのだ?

あなたの部屋の留守番電話が
  近頃まめに働いているの 
何故か少しも気にならないのよ 
伸ばした髪も意味ないから

言葉で穴を埋めても 満たされる筈など無い
  日の出を待ち切れぬまま 鋏を探し出す
あなたは全てをあたしが切っちゃっても効かない・・・

夏に見たのは実在しない人だった 
寒くなる迄知らないで愛してしまった
今頃になってから「全部演じていた」なんて
  受話器越しに泣かれたってこっちが泣きそう

あなたがあたしだけ呼んで居ても 
幾ら素敵に気を引いていても 
時は既に遅すぎるのよ 応える努力もしないから

此の海を又訪れ 思い出そうと歩く
波を止めることよりは た易いと感じるのに
あたしの気持ちは何処に行ったって戻らない・・・

「嘘はつき つかれるもの」あなたはそう笑うが
間抜けなあたしをはじめ 不可能な人種も居る
上手く前に進めずに 不器用に倒れるなら
起き上がる道具ひとつ 持たないで死んで行くわ
殺意だけ仕舞ったら あたしは最後のいま
「機械の様に余り馬鹿にしないで」って云いたい・・・



11 モルヒネ

家にはひとりで帰ります 
あたしには鳥が4羽ついてるので
家には納豆が有ります 
あたしにはグリコゲンがあるし
  驚きなのは地下鉄のレール

素敵な貴方をたたえます 
あたしにはとりえなんて無いですので
素敵な赤色のボトムス あたしには少し似合わないし
  驚きなのは空色のカーテン

あたしの脳のなかで 麻薬物質は 
とめどなくとめどなく排出されゆき
あたしはひたすら、だ液を吐き捨てる 
密やかな密やかな行為に専念していました

あたしの頬が赤く染まりゆく中で 
高らかな高らかな貴方の声を聞き
あたしはひたすら目をつぶって昔の 
密やかな密やかな夢を見続け
あたしの脳のなかで麻薬物質は 
とめどなくとめどなく排出されゆき
あたしはひたすら、だ液を吐き捨てる 
密やかな密やかな行為に専念していました








本能
01 本能
02 あおぞら
03 輪廻ハイライト


本能

約束は要らないわ 果たされないことなど大嫌いなの
ずっと繋がれて居たいわ 朝が来ない窓辺を求めているの

どうして歴史上に言葉が生まれたのか
太陽 酸素 海 風
もう充分だった筈でしょう

寂しいのはお互い様で
正しく舐め合う傷は誰も何も咎められない
紐解いて生命に擬う

気紛れを許して 今更なんて思わずに急かしてよ
もっと中迄入って あたしの衝動を突き動かしてよ

全部どうでもいいと云っていたい様な月の灯
劣等感 カテゴライズ
そういうの忘れてみましょう

終わりにはどうせ独りだし
この際虚の真実を押し通して絶えてゆくが良い

鋭い其の目線が好き

約束は要らないわ 果たされないことなど大嫌いなの
ずっと繋がれて居たいわ 朝が来ない窓辺を求めているの

気紛れを許して 今更なんて思わずに急かしてよ
もっと中迄入って あたしの衝動を突き動かしてよ



あおぞら

片付いた部屋が温かくて 曇りの窓の外コントラスト
独りで居るのに慣れないまま
ジャニスを聴いているセンチメンタル

此の世で一番輝いている人は
努力してるって教えてくれたね

ねえ 見ている?
ほら 星が光っているのを
明日は心も空も素敵な青

堅苦しい言葉が懐かしくて 
貴方は小さなモンテスキュー

本当の自分に正直で飾らないあたしで
良いのだって教えてくれたのね

ねえ 見ている?
此の星が光っているのを
貴方の心の様な空を見ている

ねえ 見ている?
ほら 星が光っているのを
明日は心も空も素敵な青

ねえ 云える?
いま星が光っている理由
貴方の心を映しているからだよ

明日も心も空も素敵な青



輪廻ハイライト

愛に罵倒 夕日に皺
ツアー位逢わず 没頭左派

「吾八駝鳥捕ヘツ・・・」
そう云う敵がデトロイト2ラヴァー
油捨てライター誘惑
そっくり編む女子多忙
鬼よ無心

さあ 耐えざる理に十円大
跋語なる”ミ””ファ”
美肌辛い
飛び利売を問う柳眉
仏徒寝坊
受験バッハどう?タイプ?

愛に罵倒 夕日に皺
ツアー位逢わず 没頭左派

「吾八駝鳥捕ヘツ・・・」
そう云う敵がデトロイト2ラヴァー
油捨てライター誘惑
そっくり編む女子多忙
鬼よ無心

・・・廃忘・・・









ギブス
01 ギブス
02 東京の女
03 Σ


ギブス

あなたはすぐに写真を撮りたがる
あたしは何時も其れを厭がるの
だって写真になっちゃえば
あたしが古くなるじゃない
あなたはすぐに絶対などと云う
あたしは何時も其れを厭がるの
だって冷めてしまっちゃえば
其れすら嘘になるじゃない

don’t U θink? i 罠 B wiθ U
此処に居て
ずっとずっとずっと
明日のことは判らない
だからぎゅっとしていてね

ぎゅっとしていてねダーリン

あなたはすぐにいじけて見せたがる
あたしは何時も其れを喜ぶの
だってカートみたいだから
あたしがコートニーじゃない

don’t U θink?

i 罠 B wiθ U
傍に来て
もっともっともっと
昨日のことは忘れちゃおう
そしてぎゅっとしていてね
ぎゅっとしていてねダーリン
また四月が来たよ同じ日のことを思い出して



東京の女

おばかさんなの私
あの日別れた人
今夜もまた逢えそな気がして
ひとり待つ待つ 銀座よ

悪い人でもいいの
つらくされてもいい
愛してもう一度 私を
霧に泣く泣く 赤坂

夢で終わった恋を
今も探してるの
あなたがいないまま灯りが
消えてゆくゆく 青山

恋を失くした日から
影もうすいみたい
ひとりで踊ってもはかない
夢が散る散る 新宿

どこに行ったらいいの
夜が更けゆく街
私のため息が流れて
霧になるなる 東京



Σ

you say I betray you
that I’m always changing
when all I really do
is not stay true to your illusions

you phone&talk marriage
cover up the mouthpiece
cursing at your mother
grumbling ’bout your dinner

I am not your possition
not another toy for the boy
weary of your direction
tired of your desire to control

honey,I’ve got tell you
it’s like walkin’tightrope
I’m leaving your island
built a ship of my own
I just want simple peace
so I say good bye,tarry bye

sure I cook lunch for you
if you are pure&spotless
I’m leaving your island
built a ship of my own
I just want simple peace
so I say good bye,tarry bye








罪と罰
01 罪と罰
02 君ノ瞳ニ恋シテル
03 17



罪と罰

頬を刺す朝の山手通り
煙草の空き箱を捨てる
今日もまた足の踏み場は無い
小部屋が孤独を甘やかす

「不穏な悲鳴を愛さないで
未来等 見ないで
確信出来る現在だけ重ねて
あたしの名前をちゃんと呼んで
身体を触って必要なのは是だけ認めて」

愛してる独り泣き喚いて
夜道を弄れど虚しい
改札の安蛍光燈は
貴方の影すら落さない
歪んだ無常の遠き日も
セヴンスターの香り
味わう如く季節を呼び起こす
あたしが望んだこと自体
矛盾を優に超えて
一番愛しいあなたの声迄
掠れさせて居たのだろう

静寂を破るドイツ車とパトカー
サイレン
爆音
現実界
或る浮遊



君ノ瞳ニ恋シテル

you’re just too good be true
can’t take my eyes of you
you’d be like heaven to touch
i want to hold you so much
at long last love has arrived
and thank god i’m alive
you’re just too good to be true
can’t take my eyes of you

pardon the way that i stare
there’s nothing else to compare
the sight of you leaves me weak
ther are no words left to speak
but if you feel like i feer
please let me know that it’s real
you’re just too good to be true
can’t take my eyes of you

i love you baby and if it’s quite all right
i need you baby to warm the lonely night
i love you baby trust me when i say
oh pretty baby don’t bring me down i pray
oh pretty baby now that i’m bound to stay
and let me love you baby let me baby



17

now I’m seventeen
my school is in the country
students wear trainers
read the same magazines
now I’m seventeen
my school is gettinng tiresome
teachers-they’re so young
singling me out

only like philosophy & after school the time
that’s what I call my wn time
nice girls meet nice boy end of school day
while other girls go strait home
talking ’bout soaps’n’ that

I go home alone
like it watching the nameless people
surfing subways,travelling somewhere “・・・nowhere・・・”

now i’m seventeen i do not have a title
depend on no one else
busy being king (to myself)

only like philosophy & after school the time
that’s what I call my wn time
nice girls meet nice boy end of school day
while other girls go strait home
talking ’bout soaps’n’ that

i go home alone and have dinner
in my sweet home praying again,
again & again (“・・・peace・・・”)

i see the same faces in school
& they say that i am different i think it’s an honour
i say it’s an honour to B different
i can’t go their way


now i’m seventeen
now i’m “・・・seventeen・・・”










勝訴ストリップ
01 虚言症
02 浴室
03 弁解ドビュッシー
04 ギブス
05 闇に降る雨
06 アイデンティティ
07 罪と罰
08 ストイシズム
09 月に負け犬
10 サカナ
11 病状パブリック
12 本能
13 依存症



01 虚言症

しかし何故こんなにも 眼が乾く気がするのかしらね
黄色の手一杯に広げられた地図には 何もない
そして何故に雨や人波にも 傷つくのかしらね
魚の目をしているクラスメイトが 敵では 決してない

線路上に寝転んでみたりしないで 大丈夫
いま君のために 歌う事だって出来る
あたしは何時もぼろぼろで生きる

例えば少女が あたしを憎むような事があっても
摩れた瞳の 行く先を探り当てる気など 丸で無い

徒に疑って見たりしないで 大丈夫
今君が一人で生きてるなんていえるの
君はつねにギリギリで生きる
あたしは何時も君を思ってるのに

髪の毛を誘う風を何ともすんなりと受け入れる
眩しい日に身を委せることこそ悪いことは 云わない

無理矢理に繕ってみたりしないで 大丈夫
今 君の為に歌うことだってできる
あたしはいつもボロボロで生きる



02 浴室

新宿のカメラ屋さんの 階段を降りた茶店は
ジッポの油とクリームあんたの台詞が香った
云ったでしょ「俺を殺して」

今日は特別に笑ってばっかりのあたしは丁度
さっき一度夢で死んだ あんたをしかたなく愛す
どうか 見捨てたりしないで

洗って 切って 水の中
呼吸器官は冒される 
あたしが完全に乾くの今きちんと見届けて
磨いて 裂いて 水の中
無重力に 委かされる
あたしが完全に溶けたらすぐきちんと召し上がれ

あんたが目の前で絶えて嗚咽をとめられなかった
なんだか浮世の全て恋しくて堪らなかった
あんな夢を見させないで

甘い匂いに汚された
御留守になってた守備部隊
あたしが完全にかわくの今きちんと見届けて
赤い嘘に汚された
自分で吐いて傷を見た
あたしが完全にとけたらすぐきちんと召し上がれ

退屈なんかおそれていない
どうして二人は出逢った?



03 弁解ドビュッシー

言いたい事を探し疲れて結果無駄口はいてばかり
どうせあたしの人生 語呂せなんだもん
どうして価値に理由をつけて ポーズを執らされているのかな
だって淀んだ水が薫るピアノなんだもん

あたしは仕様がないという現実にあたしも判らぬ
泣いて戸惑うくらいなら もう全部無かったことにしよう

甲斐性がなく向かい風のみ専門にできる雄じゃなくちゃ
どうせあたしの人生 語呂あわせなんだもん
チョーキングだけに支配されて変化する莫迦女な女で宜し
云々で誤魔化して好いて加減に飛んで居たい

何でも買ってあげるから 帰るなんてやめなさい
真の慈愛等おそらく 最初から欲しくなかった

本当は全部大事である
本当は全部ラビッシュであろう
本当は全部真理である
本当は全部トリックであろう



04 ギブス

あなたはすぐに写真を撮りたがる
あたしは何時も其れを厭がるの
だって写真になっちゃえば あたしが古くなるじゃない

あなたはすぐに絶対などと云う
あたしは何時も其れを厭がるの
だって冷えてしまっちゃえば 其れすら嘘になるじゃない
dont’U Θink?  

i  罠 B wiΘ U 此処に居て
ずっと 明日のことは判らない
だからぎゅっとしていてね ダーリン

あなたはすぐに いじけて見せたがる
あたしは何時も 其れを喜ぶの
だってカートみたいだから あたしがコートニーじゃない
dont’U Θink?  

i  罠 B wiΘ U 傍に来て
もっと 昨日のことは忘れちゃおう
そしてぎゅっとしていてね ダーリン

また四月が 来たよ
同じ日のことを思い出して



05 闇に降る雨

余りの暑さに目を醒ましさっき迄見ていた夢の中
東西線はあたしを乗せても新宿に降ろしてくれなくて

辿り着けない此処に欲しい腕や髪や首筋
貴方の嫌う生温い雨に濡らされてゆく

貴方に降り注ぐものが譬え雨だろうが運命だろうが
許すことなど出来る訳ない此の手で必ず守る 側に置いていて

天気予報が外れてばかりの毎日が見させた嘘の闇
高揚も時めきも溜め息も消耗しやがて失くなりそうで

招きたくない空々しい土の香や向日葵の
すぐにも迎う馨しい絵画と化する日など

貴方を知り尽くすことが譬え 可能だろうが不可能だろうが
満たされる日が来る筈もない
身体が生きている限り 側に置いていて

貴方に身を委すことが譬え 危険だろうが安全だろうが
留め金などが在る筈もない
全て惜しみなく挙げる
貴女に降り注ぐものが譬え 雨だろうが運命だろうが
許すことなど出来る訳ない
此の手で必ず守る
側に置いていて



  06 アイデンティティ

是程多くの眼がバラバラに何かを探すとなりゃあ其れなり
様々な言葉で各々の全てを見極めなくちゃあならない

正しいとか 間違いとか 
黒だとか 白だとか

何処に行けば良いのですか
君を信じて良いのですか
愛してくれるのですか
あたしは誰なのですか  
怖くて仕方が無いだけなのに・・・

是迄多くの眼がちやほやとひたすらあたしを肯定した
様々な合図でてきぱきと姿を見破らなくちゃあならない

優れていて 劣っていて 
数だとか レヴェルとか

此処に居れば良いのですか 
誰が真実なのですか
お金が欲しいのですか 
あたしは誰なのですか 
何処に行けば良いのですか
君を信じて良いのですか 
愛してくれるのですか
あたしは誰なのですか
此の先も現在も無いだけなのに・・・



07 罪と罰

頬を刺す朝の山手通り 煙草の空き箱を捨てる
今日もまた足の踏み場は無い 小部屋が孤独を甘やかす

「不穏な悲鳴を愛さないで 
未来等 見ないで 確信できる 現在だけ 重ねて
あたしの名前をちゃんと呼んで 身体を触って 
必要なのは 是だけ 認めて」

愛している−独り泣き喚いて 夜道を弄れど虚しい
  改札の安蛍光灯は 貴方の影すら落とさない

歪んだ無常の遠き日も セブンスターの香り 
味わう如く季節を呼び起こす 
あたしが望んだこと自体 矛盾を優に超えて
一番愛しい貴方の声迄 掠れさせて居たのだろう

静寂を破るドイツ車とパトカー
サイレン
爆音
現実界
或る浮遊



08 ストイシズム

あなた
きれい
すてき
きらい
つよい
よわい

あ♪ああ♪あ♪ああっあ♪ああ×4
でんよとんゃち〜を〜えまなのしたあ〜
ララララ〜あなた〜あなた〜
ルルル・ルきれい〜きれい〜ドシラソファ
ララララ〜すてき〜すてき〜
ルルル・ルきらい〜きらい〜ドシラソファソ〜
いつもってくるとかさぁ!
アクセル!アクセル!ブレーキ!ブレーキ!
アクセル!ブレーキ!ブレーキ!
アクセル!ブレーキ!ブレーキ!ブレーキ!
パーキング!

あ♪ああ♪あ♪ああっあ♪ああ×4
でいなさいあを〜いめひなんおふ〜
ララララ〜つよい〜つよい〜
ルルル・ルきれい〜きれい〜ドシラソファ
ララララ〜よわい〜よわい〜
ルルル・ルきらい〜きらい〜ドシラソファ
ララララ〜あなた〜あなた〜
ルルル・ルきれい〜きれい〜ドシラソファ
ララララ〜すてき〜すてき〜
ルルル・ルきらい〜きらい〜ドシラ〜
レシレ!

「大丈夫なの?今ので?」



09 月に負け犬

好きな人や物が多すぎて 見放されてしまいそうだ
虚勢を張る気は無いのだけれど取分け怖いこと等ない

此の河は絶えず流れゆき  
一つでも浮かべてはならない花などが在るだろうか
無い筈だ 僕を認めてよ

明日 くたばるかも知れない  だから今すぐ振り絞る
只 伝わるものならば 僕に後悔はない 

何時も身体を冷やし続けて無言の季節に立ち竦む
浴びせる罵声に耳を澄まし 数字ばかりの世に埋まる

上手いこと橋を渡れども
行く先の似た様な途を 未だ走り続けている
其れだけの  僕を許してよ

逢いたい人に逢うこともない  だから手の中の全てを
選べない 日の出よりも先に 僕が空に投げよう

吐く息が熱くなってゆく



10 サカナ

ちっぽけで汚らわしい動物 雌
一体生まれてから二十年弱生きて来たのだろうか
  其の上 只 易々と 泳いで行くのかしら

たったいま頂戴した言葉 其れ
一体どういう意味を持つのですか
「愛している」と云う腕の中で
只 易々と 泳いで行くのかしら

あたしが足の指五本 踵一個 
不思議も無く此処にへばりつける
此のことを詳しく説明して下さいな
唇ばかりをそう見つめる前に

はっきりしないあたしの生態 雌
一体 生まれる迄歴史などが
少しでも動いたと云えるの
只 安々と 泳ぐだけなら

あたしが届かない雲の彼方に不思議も無く厳かに構える
日のことを詳しく説明して下さいな
手を取り優しくそう捕らえる前に



11 病状パブリック

ドイツ色のタクシーなら新橋目指す外苑東
レスボールは絶対黒 対向車線快感ジャガー

巧妙 自制 白血球 
片や妄想に生命を揺らし
消化した筈の汚物まで戻して失う

噛んだ爪を吐いて捨てた
四丁目は呑気過ぎる
感情と共燃焼さす
Y染色 減少気味

頽廃 裸体 安全圏
既にもう女として生まれた才能は発揮しているのだけれど
脱がせて欲しい

倦怠 虚勢 優等生
もしも愛なんて呼んで居なくて
信号という解答で貴方を誘い出しても変わらないかな



12 本能

I just want to be with you tonight
I know that you want to be my babe

どうして 歴史の上に言葉が生まれたのか
太陽 酸素 海 風 もう充分だった筈でしょう
淋しいのはお互い様で
正しく舐め合う傷は誰も何も 咎められない
紐 解いて 生命に 擬う

気紛れを 許して
今更なんて思わずに急かしてよもっと中迄入って
あたしの衝動を 突き動かしてよ

全部どうでもいいと云っていたい様な月の灯
劣等感 カテゴライズそういうの 忘れてみましょう

終わりにはどうせ独りだし
此の際虚の真実を押し通して絶えてゆくのが良い
鋭い其の目線が 好き

約束は 要らないわ
果たされないことなど 大嫌いなの
ずっと繋がれて 居たいわ
朝が来ない窓辺を 求めているの



13 依存症

急に只 寝息が欲しくなって冷凍庫にキーを隠したのです
夢の隙に現を殺し 戦う不条理なレッグカフ
・・・今朝の二時

シャーベッツのロゴが溶けている黄色い車の名は「ヒトラー」
明け立ての夜を強請る品川埠頭に似合うのです
・・・今朝の五時

あたしが此のまゝ海に沈んでも何一つ汚されることはありませぬ
其れすら知りながらあなたの相槌だけ望んでいるあたしは病気なのでしょう

甲州街道からの渋滞が激化して日本の朝を見ました
覚醒を要する今日と云う厳しい矛盾に惑うのです
・・・つい先も

どれ程 若さの上に丸で雲切れの笑顔を並べど変わりませぬ
孤独を知る毎に あなたの相槌だけ望んでいるあたしは
あなたの其の瞳が頷く瞬間に初めて生命の音を聴くのです
天鵞絨の海にも 仕方のないことしか無かったら あたしはどう致しましょう

翻弄されているということは状態として 美しいでしょうか
いいえ 綺麗な花は枯れ醜い過程が嘲笑うのです
・・・何時の日も








絶頂集
絶頂1 虐待グリコゲン
01 やっつけ仕事
02 ギャンブル
03 Jェチ~ッじ。TMウ
絶頂2 天才プレパラート
01 メロウ
02 不幸自慢
03 喪@CエNコ瑠ヲュWァ
絶頂3 発育ステータス
01 膨らんできちゃった
02 はいはい
03 光合成



虐待グリコゲン

01 やっつけ仕事
02 ギャンブル
03 Jェチ~ッじ。TMウ


やっつけ仕事

毎日襲来する強敵電話のベル
追っては平穏なる感度を欲するのさ
高速 渋滞とは云っても低速だろう
真理と相反する条理に従服姿勢

何も良いと思えない
余り憤慨もしない
今日は何曜日だった?
然して問題じゃ無いか

―嗚呼 痛い思いをしたいのに

興味や関心を奪う程合う辻褄
或いは目合いを以て営んでなんて目論で居ないか

操作して頂戴
退屈が忌ま忌ましい
銀座線 終電何時?
然して問題じゃ無いか

―嗚呼 機械になっちゃいたいのに

ねぇ“好き”って何だっけ?
思い出せないよ…

思い出せないよ
何も良いと思えない
余り憤慨もしない
今日は何曜日だった?
然して問題じゃ無いか

操作して頂戴
退屈が忌ま忌ましい
銀座線 終電何時?
然して問題じゃ無いか

何も良いと思えない
何も良いと思えない
何も良いと思えない
ねぇ“好き”って何だっけ?



ギャンブル

あなたはそっと微笑ってくれるから
明くる朝とうに泣き止んで居るのさ
此の小さな轍に「アナタ呼吸ヲシテ居ル」

蝉が喚いて夏の到来を知る
其の都度何故か羨んで居るのさ
此の戦地で尽きたら「何カシラヘノ服従」

帰る場所など何処に在りましょう
動じ過ぎた
もう疲れた
愛すべき人は何処に居ましょう
都合の良い答えは知っているけど

中目黒駅のホームに立って居たら
誰かが急に背を押したんだ 本当さ
此の勝負に負けたら「生キテユク資格モ無イ」

飼い馴らされた猫の眼で
鳴いてみようか
やってみようか
愛すべき人は何処に居ましょう
予定の調和なんて容易だけど

声を出せばどなたかみえましょう
真実がない
もう歩けない
灰になれば皆喜びましょう
愛していたよ
軽率だね



Jェチ~ッじ。TMウ

飛交う人の批評に自己実現を図り
戸惑うこれの根源に尋ねる行為を忘れ
此の日々が訪れた窓の外には
誤魔化しの無い夏 描かれている

吹き荒れる風に涙することも
  幸せな君を只願うことも 同じ
空は明日を始めてしまう
例え君が此処に居なくても

彷徨う夢の天神に生温かさを望み
行交う人の大半に素早く注目をさせ
其の欲が満たされたあたしの眼にも
果てることない夢 映されるのか

泣き喚く海に立ち止まることも
  触れられない君を只想うことも 同じ
空は明日を始めてしまう
例えあたしが息を止めても
 
吹き荒れる風に涙することも
  幸せな君を只願うことも
泣き喚く海に立ち止まることも
  触れられない君を只想うことも 同じ
空は明日を始めてしまう
例え君が此処にいなくても






天才プレパラート

01 メロウ
02 不幸自慢
03 喪@CエNコ瑠ヲュWァ


メロウ

橙色は止まらない
黄色は探して乗り込め
お前はきっとナイフを
使う僕に恐怖を覚える

蔑んでくれ
僕は何処迄も真摯なのだ”至って普通さ”
いま群れ為す背中
お前が僕よりイッちゃっているのだ
狂っているーそうだろう?

意識は希望に素直じゃあない
回避するなんて止めてかけ
お前の弁護をしているマシンをぶっ壊してあげるよ

引き攣ってくれ
僕は何処でお前に云うのだ”愛しているさ”
いま赤く染めた
お前が僕よりイッちゃっているのだ
狂っているーそうだろう?

美しい予感・眼に映る全て・儚き事象
要らぬ もう 要らぬ
嗚呼・・・



不幸自慢

空軍に入り 察・学・肌 飛んで降って
大概若い衆酒乱なら酔って吐いて

不幸自慢

愛と云う既成の概念断っていい加減失せろ
ハッタリ噛ます余裕を脱モラに投じろよ

常時お前は被害者に模して喰って
要は若い衆思うならヤッて出して

不幸自慢

屈折や冒涜に倚っ懸って芸と呼んで
格好善いお召し物にポーズ執って演じりゃ良い

いいたい、まあいいたい
あたしは全然関係無い

ファックオフ 死ね



喪@CエNコ瑠ヲュWァ

When I’m empty, look empty in blue,
somehow I am not looking for something new.

I just wanna be with you so cold that I’ll be dying
Why can’t you forgive me?
It’s got so nice that I was ready to cry.






発育ステータス

01 膨らんできちゃった
02 はいはい
03 光合成


膨らんできちゃった

赤飯を炊いて御祝いをせんで
寧ろ 汚して 遠のいて行って

肯定派呼んで毎回騒いで
仲介企業と接待の祭典

「いいえわたしは秀麗ばい
そりゃちかっぱ端麗たい
真剣に尋いてくれんかいな
だって走ると痛いっちゃもん」



はいはい

レンジでチンして食べて
三時迄には帰ります
美味しい糠を買っておいで
胡瓜洗って切って置いておいて

ギラリズム 十七、八男子
チラリズム 十八、九の女子は
貴方が思う程拙くない
イカレた事情其れも真実なり

三年間もケンカしたけど
バイクの事は忘れた

塗れてまえ コーンスープの粉末
殺してまえ ホ・トトギスなんて
滅茶苦茶 ヤ・バイ青き思ひ出
イカレた事情其れも真実なり



光合成

暗い色の塀に届きそう
痛い暇を恋と呼ぶ様に
青梅を疾走して居る期間は憂鬱
都会 故 強靭さ
間も無く其の日がやって来る予定
・・・もうすぐ

悲哀以外の才を譲りいよ
芝居依頼を佞と呼ぶ様に

挨拶は新ウィッス君限定と云う
遺憾 故 快進さ
間も無く其の日がやって来る予定
・・・もうすぐ






01 真夜中は純潔
02 シドと白昼夢
03 愛妻家の朝食


真夜中は純潔

洗い立ての黒い髪が馨って
今にも飛んで行きそう
カシス色に染まった爪
潤んだ二人の粘膜みたい
悪いけれど葡萄酒ならば
自分の口唇ダイレクトで
グラスよりも其の御口に
注いで載きたいのだもの

「始めませふ安易な位置づけ
属隷の興行
簡単な選択
わたしは今夜 唯 攻められたひ」

類稀に理由もなく
平伏すだけの場合が有るの
近い様でも他人で在る
それ以外何も無い寂しさ

「辱めて小粋な言葉で匂はす首
 強引な仕草で捩ぢ伏せて
 増歪懸けたら
 揺蕩ゆ布
 簡単な選択
 わたしは只現在あなたが依々」

蜷色に埋もれども
雑じり気なき身

「辱めて小粋な言葉で匂はす首
 強引な仕草で捩ぢ伏せて
 増歪懸けたら
 揺蕩ゆ布
 簡単な選択
 わたしは只現在あなたが依々」



シドと白昼夢

昔 描いた夢で あたしは別の人間で
ジャニス・イアンを自らと思い込んでいた
現実には本物が居ると理解っていた

此処の所描く夢の あたしはあたしだから
欲望も何も区別がつかなくなっていた
現実でもほとんど不確かだ

あなたの髪を切らなきゃ
真っ黒な其の眼があたしの眼に光を射てば呼吸が出来る
いまは還らない影など全く厭だけど
あなたには殺されても良いわ

手錠をされたままであたしに跪いた
独り切りじゃ泣いてばかりになる為
誰かにそっと寄り掛かるのであろう

あなたはあたしじゃなくちゃ
真っ白なほっぺたに透き通る小さな雨垂れを落としてしまう
でも泣かないで 今すぐ鍵を開けてあげる
あなたには全て許しちゃうわ



愛妻家の朝食

昼過ぎに珍しくテレビをちょっとだけ観たわ
果物が煙草の害を少し防ぐと言うの
それですぐこの間のお店へ買いに急いだわ
御出掛けになるのなら必ず召し上がってね

貴方はきっと外では違う顔なのでしょう?
だから此の手は其の疲れを癒す為だけに在るの

今朝の様にお帰りが酷く遅い日も屡々
明け方の孤独にはピアノで舞踏曲を

貴方はそっと指先で髪を撫でるでしょう?
だからいま黒く揺蕩うまま伸ばす理由は只ひとつ

処でこんな情景をどう思われますか?
差し詰め勝手気儘な嘘を云いました
態とらしい空の色も全部疎ましくて
だから右手に強く握る光など既に見えない・・・

「もう何も要りません。」






01 茎(STEM)〜大名遊ビ編〜
02 迷彩〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜
03 意識〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜


茎(STEM)〜大名遊ビ編〜

There’s a door here, but it will not break
There’s a stone there, but it won’t remain
Up there a heaven now, but it will not wait
And the lies there, the scent of it , just too much
So should you,
Sow it once and make it grow,
the sweet clematis
Let it flower, and paint it all of the colors bold
Instantly things fall and fade,
return to silence
Why oh why, why does it all feel so sorrowful?
Dreams of what is real

There’s breath here, but it will not break
There’s a face there, but it won’t remain
Up there a heaven now, but it knows no name
and the stain is the color of red through red
And thus,
You cannot cry, confuse the lies,
try to remember
When you rise, you take you steps
with a strong desire
Time goes by, a breath it comes,
like something given
Why oh why, why have these
nightmares not long expired
the real is but a dream

From now on,
should it grow and open full,
the sweet clematis
Flower bold, but there’s no need
for rejoicing more
Precious life, this life just once,
it comes just one time
Keep it close, keep it from ever just leaving you
Crying tears confusing fears they are no longer
When I stand I know I’ll never be down again
Nothing that I need now,
once it comes just one time
Somehow, somehow, someone, ah
Entry Number One



迷彩

「ねえ一層遠く知らない街に隠居して
沈黙しませぬこと?
きおんな日々には厭きたのさ
ねえだうぞ攫つて行つて」

逃げ延びて水密桃に未練
砂みたいな意識と云ふ次元で
逃げ延びた暑さよ何邊へ
揺れが生じ
其の儘 怠惰に委ねた
最後の青さ

もう還らないと知つた温度も
超へられぬ夜の恐怖色
境界に澱むでゐた決心の甘さ
たうに喪つた岸壁打つは
引いてくれぬ後悔と濤の色

待ち侘びて凍る馨は混凝土
砂みたいな意識と云ふ器官で
待ち侘びた寒さよ何邊へ
揺れに動じ
此の儘 愛情に模した
修正ペンの白さ
現状を必死で繕つては
剥いだ素肌に恐怖色
傍観に徹してゐた感慨の淡さ
たうに喪つた雷雨仰ぐは
泣いてくれぬ残忍な雲の色
最後の青さ



意識

頭が有れば要は簡単に片付いて
子供と呼べば汚されないで済むのさ
僕に少しの光合成 君に似合ふ遺伝子を
ヒトは仕様の無いことが好きなのだらう
「嘘ヲ吐クナヨ」
泣いたら何だつて
此の白い手に入りさうで
答へなら純粋だ
惹かれ合つてゐる
こんな風に君を愛する 多分

幾つに成れば淋しさや恐怖は消へ得る
子供を持てばやがて苦痛も失せるのか
君が慕ふ思春期と 僕が用ゐる反抗期
最早語呂を合はすことが
好きなのだらう
「嘘ヲ吐クナヨ」
泣いたらどんな法も覆して願望通り
答へなら残忍だ 騙し合つてゐる
こんな風に君は愛する 多分

「嘘ヲ吐クナヨ」
もう是以上知つて
眠らない夜と心中未遂
思ひ出に酸化した此の含嗽薬
迷彩
無い物 頂戴なんて
憤つてゐる幼児同様
お母様 混紡の僕を
恥ぢてゐらつしやいますか
君が愛した 僕











性的ヒーリング〜其の壱〜 1:ここでキスして。
2:歌舞伎町の女王
3:幸福論
4:本能
5:ここでキスして。(別バージョン)


性的ヒーリング〜其の弐〜 1.Σ
2.ギブス
3.闇に降る雨
4.アイデンティティ
5.罪と罰


性的ヒーリング〜其の参〜


下克上エクスタシー 1.本能
2.虚言症
3.歌舞伎町の女王
4.あおぞら
5.月に負け犬
6.アイデンティティ
7.警告
8.恋は盲目
9.正しい街
10.積木遊び
11.弁解ドビュッシー
12.幸福論(悦楽編)
13.罪と罰
14.依存症
15.シドと白昼夢
16.病床パブリック
17.丸の内サディスティック


発育ステータス 御起立ジャポン 1.発芽
2.悪い苗 良い萌
3.害虫駆除
4.たかいたかい
5.生え抜き
6.咲かせてみて
7.今夜だふ
8.雌花 故 雄花
9.光合成



発芽

不思議ちゃん こんにちはです
曖昧ン ヒーヒズム

そらどしどれそ
そらどしどれそ

大辞林 コンサバ達
リュウマチ 給食時間

素 良 度 死 土 隷 曽
蘇 螺 怒 汝 奴 霊 楚



悪い苗 良い萠

メキシカン 文化祭
おてもやん 醤油さし
ぬらりひょん 中二です
ビリジアン ヤッタマン
ひげちょびん ソーダ水
西葛西 掃除班
苫小牧 メンチカツ
カリブ海 インザハウス

上に伸びてゆくつもり
真直ぐに立っているだけ
今日から期待を覚える
名字は未だ 云わないよ?

腹黒い調味料
パラグアイ 参議院
赤モアイ ニューデリー
曽我部さん 銀座コア
降谷くん インザハウス
奥田さん インザハウス
向井くん インザハウス
隠打這酢



害虫駆除

云い換えて頂戴な
礼を欠いて居るわ

いまの其の一言に表れてしまった

勝負はついている
とっとと失せてよ

いまの其の一言で嫌われてしまった

距離の擬かしさから帰らぬ輝き
その手が欲しくて触れたは好いけど
瞬時にして鮮明なアリバイは全部消滅しちゃったよ

知らずに済むなら無垢なままで居たい
ヒトなら恐らく皆同じ気持ち
だけど何かしら儚き事実を突き付けられたら崩れ落ちてしまう
瞬時にして鮮明は甘酸っぱさは消滅しちゃったよ


たかいたかい

ベイビーシッターは金色の御髪
「興味本位で声を掛けんで」と

ベイビーシッターは低音中毒
「高等技術的な方法なんていけ好かん」と

姉様、貴女のアイラインは液体
此の上無く美しい流線型
悪戯色のワンピースを召して
私を排他へと導いた

ベイビーシッターは職安通い
「福岡は月給が安すぎる」と

姉様、貴女に愛念がノン停止
洒落臭い邪謀に先攻の笑顔
黒シャムのゲーテすら翻弄させて
私は怠惰へと陥った



生え抜き

ずっと待って居た
あんたが来るの
もっと立っていたい
あんた、見たね?

「選んでくれる」って云ったぢゃん
答えは手が知っているんだろう
死体置場の建設は進んだ頃じゃないのかよ
(どうなの、どうなの、どうなの、どうなの)



咲かせてみて

危険な雰囲気で追いかけられ やっと気付いた
あの男はきっとスカートの中 映画にする

只今生理中で正確には腰が痛いの
あの男は絶対押し倒して 遣ってしまうわ

・・・とかそう云うのも統べて私の戦略
可哀相と思わせて貴方に優越感
そうこうして居る合間に二人共全裸
大抵精巣を持った生き物は簡単なのだもの



今夜だふ

愛してなんか居ない
君は傲慢な人だ
僕は大分 厭な顔をしているだろう

見ないで そんなに
君は大層な人だ
僕は大分 嫌悪感を抱いている

明日のお勤め迄 賞味二時間弱
早よう御家へ舞い戻ってしまえ
もしもおイヤならば決心した後
ちゃんとショーツ一枚に成って
営んでろ



雌花 故 雄花

省ていますぐ
貴方自身 轍を
感情の幅に
幾つもの 苺を

馨しい色にひとつの生命
どちらを欠いて咲き出でようか



光合成

暗い色の塀に届きそう
痛い暇を恋と呼ぶ様に

青梅を疾走して居る期間は憂鬱
都会 故 強靭さ
間も無く其の日がやって来る予定
・・・もうすぐ

悲哀以外の才を譲りいよ
芝居依頼を佞と呼ぶ様に

挨拶は新ウイッス君限定と云う
遺憾 故 快進さ
間も無く其の日がやって来る予定
・・・もうすぐ





--------------------
膨らんできちゃった

赤飯を炊いて御祝いをせんで
寧ろ 汚して 遠のいて行って

肯定派呼んで毎回騒いで
仲介企業と接待の祭典

「いいえわたしは秀麗ばい
そりゃちかっぱ端麗たい
真剣に尋いてくれんかいな
だって走ると痛いっちゃもん」



はいはい

レンジでチンして食べて
三時迄には帰ります
美味しい糠を買っておいで
胡瓜洗って切って置いておいて

ギラリズム 十七、八男子
チラリズム 十八、九の女子は
貴方が思う程拙くない
イカレた事情其れも真実なり

三年間もケンカしたけど
バイクの事は忘れた

塗れてまえ コーンスープの粉末
殺してまえ ホ・トトギスなんて
滅茶苦茶 ヤ・バイ青き思ひ出
イカレた事情其れも真実なり



"唄ひ手冥利〜其ノ壱〜